Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015)
2017年 03月 30日 (木) 23:23 | 編集
mrholmes.jpg
Mr. Holmes
監督:ビル・コンドン
出演:イアン・マッケラン、ローラ・リニー、マイロ・パーカー、真田広之、ハティ・モラハン、パトリック・ケネディ、ロジャー・アラム、フィリップ・デイヴィス

この映画のことを知ったのはイアンのTwitterです。
その時から、本当に本当に楽しみにしていた映画でした。
もちろん、地元の映画館では上映なし(笑)
で、シアトル成田便で、この映画も飛行機内で見えたんですけど
日本語吹き替えが気に入らず(笑)途中で見るのをやめたんですよねw

で、今回やっと観ました。
私はこのホームズの映画、めっちゃ好きです。
推理をしているわけではないです。謎解きではないです。
いわゆる元来のホームズらしさもありますが
これは一人の人間としてのヒューマンドラマです。
だから、ミステリーだったり、元来のホームズだったりを求めてる人には
全く楽しめないと思います。
でも、私は、ああ、ホームズも普通の人間なんだ、って思いました。
なんでも分かる奇人で人との関わりが好きじゃないイメージですが
これは違います。
ああ、もう本当によかったんです。
よかったので、ネタバレいっぱい書きます(笑)
観てみたいと思う人はネタバレは見ないでください。はい。

観終わった後、本当に優しい気持ちになりました。
誰だって「孤独」に戸惑うものなのですね。
ホームズもその一人でした。
ホームズとマンロー夫人のシーンにじわじわ涙です。
やばい!!!
私、イアンのホームズが一番好きかもしれない!!!!
やばい!!もう一回観ようかなwww

たかむし的評価
4.0/5.0


超ネタバレだぜ!!
まあ、まず、ホームズが93歳ですよ。おじいさんですよ。
で、ちょっとした認知気味?になってるんです。
記憶がないときがあるんです。
自分が引退を決意した事件があるのですが
自分が関わった事件をワトソンが小説として綴っているがその事件の結末を知るが
その結末だけは納得できないホームズ。
こんなはずはない、と思い、その事件の真相を思い出すきっかけとして
日本へ山椒を探しに行きます。
記憶を呼び起こすにはロイヤルゼリーより山椒が何倍も効果がある、らしいって。
(本当なのかどうか知らないけどw)
日本が出てきて、びっくりしたわよ。真田さん出ていてびっくりよ。
日本から帰国してから話は始まります。
ていうか、ずいぶん爺さんになったな、って思ったら、
それは93歳のホームズだったからなんですね。
最後の事件は30年前でその時のシーンはしっかりしてるから
うわ、すげーな、すげーよ、って思いました。
もうイアンすごいわ。マジで。
30年前のホームズがこれまたかっこいいこと。
やだ、かっこいいわ、なんなの、クール!!
探偵現役のときのホームズはいわゆるあのホームズですね。
でも、それが最後の事件になった。
事件の依頼はこちら↓
約30年前、助手にして親友のワトスンがホームズのもとを去った日、
ある男から奇妙な調査依頼が舞い込んだ。
彼の妻が夫に隠れて怪しげな音楽教室に通い、
亡くなった子供たちとの“交信”にのめり込んでいるというのだ。
ホームズの捜査があぶり出したのは、妻による夫の殺害計画だった。

(Mr.ホームズ 名探偵最後の事件公式サイトより拝借)
だんだんと認知症がひどくなるホームズ。
事件の真相が思い出せない、と山椒を煎じている最中に倒れてしまう。
医者が、何かを忘れた時などに印をつけるようにと手渡した日記帳には
日を追うごとに黒い印がたくさん書かれていた。
ホームズの世話が嫌になっていた家政婦のマンロー夫人は
息子のロジャーとポーツマスに行こうとしていた。
しかし、介護なしでは暮らせないようになっていたホームズを
放り出すわけには行かず、マンロー夫人は立腹していた。
ただロジャーはホームズととても仲がよく、ミツバチの世話をしたり
海に泳ぎに行ったり、ホームズが書いている最後の事件の原稿を読ませてもらっていたり。
だから、ロジャーは行かなくてよかった、と喜んでいたと思います。
この家政婦の息子ロジャーがとてもいいんですよね。とてもいい。
倒れたことによってもう思い出せない、と原稿を放り出してしまう。
ロジャーとの会話にも、ひどい認知症の症状が出てしまい、
驚き悲しむロジャーとマンロー夫人。
そしてまた悲劇が襲うのです。
ハチの世話をしていたロジャーがハチに襲われてしまいます。
いやあああああ!!って思いましたよ。いやあああああ!!!って。
どうか、どうか。って思いました。
で、その夜、なぜ、自分が引退をしたか、思い出したのです。
事件は見事に解決したのですが、
ホームズはアン(依頼主の妻です)を死から救えなかったのです。
彼女の孤独の痛みを知っていながら、
嘘でもいいから、一緒に生きよう、と言えなかったホームズ。
もう誰も傷つけたくないとひっそりと田舎暮らしを始めたことを思い出すのです。
これをロジャーが目覚めるのを待つ病院でマンロー夫人に
ぽつぽつとホームズが語るんです。
もうなんか、いろんな思いがドバーッ溢れ出すんです。
そして。ロジャーは奇跡的に意識を取り戻します。
(あ、略しましたけど、ロジャーはミツバチを守るためにスズメバチに襲われたんです)
そのとき立ち上がったホームズと夫人の手がしっかりと繋がれていて
涙が出そうになりました。
孤独を受け入れることを満足してなかったんですね。
人を救うために探偵をしていたのに、
人の心の痛みに対してちゃんと寄り添えなかったことで
結果人を救えなかったホームズ。
そのことにとても傷ついたホームズ。それが原因で一時的な記憶喪失になっていたのかもしれません。
梅崎(ホームズに山椒のことで手紙を書き、日本でお世話になった人)に
ちゃんとした配慮をしたホームズ。
いやあ、もう本当に、感動ですよ。じわじわ感動。
私、この映画めっちゃ好きです。何回も観たいかも。めっちゃ好きです。
また時間をおいて、めっちゃ詳しいレビュー書きたいです(笑)

私の中で、ホームズと孫ってのが一番好きかも。
ロジャーは孫ではないけどね。
でも、なんか、ホームズと孫っていう図がすごくいいなあって。
ホームズがロジャーたちと住んでいた場所もすごくすごく綺麗なところでした。
水泳をするシーンとか、一緒に研究するシーンとか
ホームズとロジャーの二人のシーンは本当にほのぼのしてて大好きです。
全く謎を解く、とか、頭を使うとか、そんなじゃないですが
じわじわと感動します。
人はきっと「孤独」なままでは生きていけないのかもしれない。
だってあの偏屈な神経質なホームズがそうなんですもの。
自分に似た境遇の人を救えなかったことがさらに自分を孤独に追い込んだのだろう。
約30年間ずっと辛かったろう。
それをロジャーが救ってくれた、のかもしれないですね。
いやあ、いいよ、このホームズ。私はめっちゃ好きです!!!!
関連記事
Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
copyright (C) Lovely*Lovely all rights reserved.
designed by polepole...

当blogで使用している画像の著作権等は それぞれの所有者に帰属するものであり
その著作権等を意図的に侵害するものではありません。
所有者からの要請があればそれに従います。