Me and Earl and the Dying Girl(2015)
2016年 03月 13日 (日) 11:18 | 編集
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Me and Earl and the Dying Girl
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:オリヴィア・クック、トーマス・マン、ニック・オファーマン

たかむし的評価
★★★★☆

友達に会いに大学に行った時
先生が久々にいい映画を見たよ、と教えてくれたのがこの映画。
日本では未公開みたいです。
デルタ航空でこの映画が観えたのでラッキー!
日本でも公開されるといいなあって思う秀作だと思います。
簡単にストーリーを説明します。
普通の高校生グレックはある日母親からクラスメートのレイチェルが
白血病になったと聞かされ、お見舞いに行くようにと強制されます。
グレッグとレイチェクはそんなに仲がよいわけではなく二人の関係は微妙。
それでも、毎日のようにレイチェルのところに通います。
そこにグレックの友人アールも加わり、彼女のために映画を作ることになるのですが…。

白血病というととても悲しい映画のような気がします。
そうではないです。
意外とコメディです。はい。
たぶん、グレックの性格が故、だと思います。
ストーリーはグレック目線で進んでいきます。
白血病となったレイチェルにも結構ブラックな冗談も平気で言うのですが
それに対して、レイチェルも落ち込まず、笑って受け入れる。
逆にそのグレックの飾らなさが彼女を救ったのかもしれないし
彼女に決断をさせたのかもしれない。
グレックとアールは映画を作ることが趣味なんだけど
その映画が有名な映画を皮肉って作っていて
そのカットが何度か出てくるんだけど笑えてしかもセンスがいい。
だんだん弱いっていくレイチェル。
それでも生きると信じていつも通りに接するグレック。
でも確実に白血病のつらさはレイチェルを追い詰めます。
治療を諦める、と決断したレイチェルに怒りをぶつけるグレック。
でも、この気持ちはあなたにはわからないと訴えるレイチェル。
このケンカのシーンはとても辛かったです。

最後にグレックのレイチェルへの思いも感涙モノ。
レイチェルのグレックへの友情が感涙モノ。
生きているものと死にゆくもの。
苦しい葛藤ではなく笑顔の闘病生活。
こんな支え方もあっていいと思う。
ちなみに、グレックとレイチェルの間に恋愛感情は一切発生せず
(それもグレッグが話している感じが笑える)
ただただ純粋に「友達」でした。

アメリカの高校ってプロムがあるじゃないですか。
高校最後に好きな女の子を誘っていくパーティ。
グレックはある女の子にプロムに誘われるんですが
結局、彼はレイチェルのところに行きました。
そして、悩みに悩んで、うまく作れなかった映画をレイチェルに観せます。
その数時間後、レイチェルは死んでしまいます。
このシーンは本当に辛かったです。
でもここからがまたこの映画のいいところです。
グレックは大学に入学決定してたんだけど成績が落ちて
入学取り消しの通知が来てたんです。
でも。レイチェルが大学に手紙を書いていました。
彼は半年間ずっと私のところに通ってくれました、と。
レイチェルの行ったことの粋さ。
レイチェルのお葬式後、レイチェルの部屋に入るグレック。
ところかしこに、レイチェルが行った可愛い仕掛けがあって
涙が出ました。
人は死んでしまってからも、その人のことを知ることができる。
その発見で、その人は今もそばで生きている、と実感する。
死んでしまって終わり、ではない、ということ。
死んでしまった人のことを生きている人が忘れなければ
その人は生きてる、ってよく言いますよね。
それを表現するのって意外となんだその演出!って映画とかって多いけれど
この映画は違う。
優しく自然にそれを描いている。
それはきっとレイチェルの人柄、かもしれない。

グレックもレイチェルもそして友人のアールも。
みんなみんなどこにでもいるような高校生。
その何気ない日常をこっそり見せてもらった、そんな映画です。
悲しいけど悲しくない、優しい映画です。
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